理事長・園長からのご挨拶

理事長 朝野 卓也より

幼保連携型認定こども園小佐々幼稚園・保育園の思い

便利さを志向する今の世の中では、人に会わなくてもスマホで用件が済み、クリックひとつで買い物ができてしまいます。こうした大人社会の中で生きる子どもにとって、かつてのように外で群れて遊びながら育つという環境はほぼ失われてしまい、これは小佐々地区も例外ではありません。昔から「這(は)えば立て、立てば歩めの親心」といわれるように、わが子の成長を願う親の愛情は不変です。子どもにとっての昼間の家庭であり、生まれて初めての学校となる認定こども園小佐々幼稚園・保育園は、園児すべての健やかな成長を願い日々保育に取り組んでいます。乳幼児期は、触ったり、見たり、聞いたりと、五感を使い体験をして物事を知ります。この時期の子どもたちは、とても活動的です。疲れを知らず、失敗を恐れず、何事にも何度でも挑戦していきます。大人が当たり前と思っていることも、子どもは自分でやってみないと分かりませんし、経験してはじめて分かることばかりです。本園では、このような子どもたちの意欲、好奇心、頑張る力などを育めるよう、学齢別に設置する乳児期(0~2歳)、幼児期(3~5歳)のふたつの施設を活かしながら、ひとりひとりの生活やリズムの違いに配慮した保育を行っています。あわせて園児だけでなく地域の未就園児の保護者の方にも子育て支援を行い、子どもを産んでよかった、子育ては楽しいと、すべての保護者の皆様に思っていただけるような小佐々地区の子育て拠点となることを願っています。

園長 金子千波より

令和6年 小佐々幼稚園・保育園 しゅっぱつしんこ~う!!

町立小佐々保育所、町立小佐々幼稚園から民営委託後の小佐々保育所、平成29年4月1日より幼保連携型認定こども園 小佐々幼稚園・保育園として生まれ変わり、令和6年度を迎えています。当園は緑豊かな自然に囲まれた広い敷地の中にあり、0歳児から5歳児の子どもが2つの園舎で生活をしています。広々とした園庭は、子どもたちが思いきり走り回るスペースがあり、お天気のいい日はにぎやかな声が響きわたります。春はシロツメクサやだんごむし、夏はバッタやカマキリ、蝉の大合唱、秋はどんぐり拾いやイチョウの葉の絨毯、冬は真っ白な雪景色など自然の宝庫ともいえる当園施設周辺は子どもたちの遊びの素材がたくさんです。乳幼児期は身の回りにある環境に、自分から関わって遊びを通して育っていく時期であり、子どもたちの興味や関心を育み、自らの意志や体験を様々な側面からサポートすることが私たちの役割であると思っています。また、当園の教育・保育目標でもある、人を思いやり、優しい心を持った心豊かな子どもに育ってほしいと、職員一同コミュニケーションを図りながら日々、保育を進めているところです。また未就園児を対象とした子育て支援「どんぐり」には、町内外より多くの利用をいただいています。こうした交流での人とのつながりがより多くの皆様に「子育ては楽しい」と思っていただけるような子育て拠点となることを願っています。

-園のこと
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